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今月のC-Class

加東 和
画家

1959年生まれ 1983年法政大学社会学部卒業。  詳しいプロフィールはこちら

加東和の世界成福ブログ「光のwebサイト」著書「誰でもつかいきれない宝の山を持って生まれてきた」竹書房 刊
ヒトは表現することに 喜びを感じる生き物だと思います。
 伊勢神宮 内宮鎮座2000年記念イベント(1996年)でのライブペインティングを皮切りに、最近では東京・銀座松屋「遊びのギャラリー」、東京国際フォーラム 「フォーラム・ア−ト・ショップ」などで作品展・ライブペインティングを開催。

加東 和のマネジメントカフェテリア
  1. vol.1 作品
  2. vol.2 価値
  3. vol.3 モチベーション
  4. vol.4 プロフェッショナルとは

加東先生の絵は、流れるような力強い線が特徴的ですが、 あの画風はどうやって確立されたのでしょうか?


ああいうことやったら気持ちがいいだろうなっていうのは前々から分かってはいたんですけど、広告媒体の仕事をやっていたときには 「好き勝手にやって下さい」っていう世界じゃないから、なかなか許されなかった。
やっていて気持ちいい事をどんどん開放していったらああいうふうになったんですよね。

具体的に作品はどんなふうに創ってゆくものですか?


漠然とした全体的なイメージが瞬時に降りてくるんですよ。
もうちょっと分かりやすく言うと、自分が見たい絵を描きたい。
だから「こういう龍が見たい」とか「綺麗な女性が見たい」という 自分のイメージを作って、それが降りてくるようにするんです。
そうして降りてきた完成図から一個手前、一個手前、一個手前、 一個手前って逆算していくと画面のどの辺に何色をどういうふうに 入れるかっていうのが分かりますよね。
時間を逆回しにする訳ですよ。
因果律の「原因があって結果がある」という考え方ではなくて、 「結果を踏まえた上で原因を作る」という見方ですよね。


そういうやり方はビジネスにも通じる気がしますが。


ビジネス場面では絶対に皆さん、同じようなことをやっているでしょう。 経営者の方がビジネスモデルを作るときに最初にイメージが漠然とあって、 それを現実化するために1歩手前のステップはこうなって、2歩手前はこう、 3歩手前は、ってやっていくと「今できることはこれだ」とか分かる。
ベンチャー系の企業の人は僕みたいな考えの人が多いんじゃないですかね。
頭の中で時間が逆行していくことを知っているんです。

完成した作品はイメージ通りになるものですか?


訓練することによって、ある程度はなりますね。

訓練とはどのような?


頭の中のいろんなものをどけていって空白領域を作るという訓練です。
格好良く言うと無我の境地って言うんですかね?

考えてイメージを創り上げるのではなくて、 頭の中を空っぽにするのですか?


分かりにくいかもしれないけど、生命力みたいなものが降りてくる。
それを捕まえるには空っぽの領域がないと出来ないわけ。
最初の頃は漠然としたイメージがモヤ〜ッと見えるだけなんですが、 それを現実の世界に下ろすために、まずはその曖昧模糊とした イメージを絵に描くわけですよ。
最初の頃は100枚、200枚って描かなければ到達しないけど、 そのうちに100枚が70枚、50枚、30枚になって、最後は1発です。

何故そういう訓練をしたかというと、僕は生命力を描きたかったんですよ。
桜だったら桜が満開に咲き誇っている生命の息吹みたいなもの。
龍だったら龍が持つエネルギー。
それを描くためには下書きをした線では描けなかったんですよ。
それで「下書きをしないで描くためにはどうしたらいいんだろう」って考えたら 一発で描くしかない。
「一発で描くためにはどうしよう」って考えて、イメージを感じて手を動かす という訓練をした訳です。

今週のプロフェッショナルシンキングQUIZ 回答

Q:
平均寿命よりも 10年長生きな職業は?
  @経営者 A教師 B画家
A:
B画家
  @経営者は5年ほど短い