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今月のC-Class

伊藤秀俊氏
経営者

1979年スタンフォード大学院卒業後、マッキンゼー&カンパニー、IBM、ウルシステム株式会社COO、フューチャーシステムコンサルティング株式会社取締役常務執行役員、株式会社フォーバル取締役副社長(CFO&CSO)、早稲田大学ビジネススクール経営大学院客員教授(ベンチャーファイナンス)等を歴任。現在は、株式会社アン・バランス代表取締役会長(CEO)、ライブドアホールディングス社外取締役、米国Olympus Capitalシニアアドバイザ、米国Och-Ziff Capital Management(NYSE:OZM)顧問を兼任。

伊藤秀俊のマネジメントカフェテリア
  1. vol.1 経営

現在やっていらっしゃることを教えてください。


現在、主に株式会社アン・バランス代表取締役会長、ライブドアホールディングス社外取締役、米国Olympus Capital顧問、Och-Ziff Capital Management顧問を兼任して、「投資」、「持株会社」、「ベンチャービジネス」に時間を分散しております。 
ファッションビジネスしかり、ニューヨークの資産運用会社と投資ファンドも、グローバルな視点で活動・展開しています。


グローバル市場と企業経営


昨年からサブプライムローン関連問題で国内株式市場が低迷してきましたが、その理由のひとつは外国人投資家の売りです。
 国内株式市場は外国人投資家が支えていまして、実力以上に評価されていましたが、問題が出てきたので早めに資金を引き上げたわけです。
実力では日経平均株価も12000円程度が適正値だと思っていました。さらに新興国を中心に政府系ファンドの動きも活発で、投資ファンドの上場支援、先進国の代表的企業の買収、国策的な敵対的買収に対する対抗策を含め、ヘッジファンドとはまた別の視点から「儲かる機会」を虎視眈々と狙っています。

現時点では日本では、政府、日系金融機関、経営者もこうした先端のファイナンスに関しては理解が充分とは言えない状況です。
 簡単に言えば、お金の流れを見て、企業の資本構成を考え、代替的な資金を活用しながら事業成長を実現する経営スキルは、グローバルな事業経営者にとって必須であると同時に、大きな成長機会を活かす可能性に満ちています。

一方、事業会社を中心に日本の強さは健在で、例えば新興国に進出を速めている自動車業界も依然グローバルな存在として世界のトップレベルを走っています。
 現在関わっているファッション関係を例に取ると、最初は世界的なデザイナーが活躍し、同時にヘアメイクアーティスト、プロデューサーの存在感も注目を集めています。 メゾンとは別にSPAの業態でもデザイン、生産、物流のグローバルサプライを支える生産管理やITシステムが、例えばZARAのように日本の自動車業界で培った技術や管理手法で実現されていたりします。
 また裏原宿・秋葉原でも取り上げられることの多いポップカルチャー・サブカルチャーではゲーム、アニメ、ファッシニスタを中心に、いわゆるソフトパワーとして世界中のファンから強い心理的憧憬を得ているのは事実です。
 最近ではこのソフトパワー、アート、ファッション、ビジネスの融合が起こり、村上氏のような才能ある日本人がクロスボーダーでコラボレーションを行った結果、世界市場をリードしていったLVMHのようなブランドもあります。
 ファッション関連ビジネスでも日本人の役割と存在感は益々大きくなっていくでしょう。

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