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今月のC-Class

石川雅仁氏
化学者・経営者

神奈川大学応用化学科卒。疫学調査から個人の栄養分析・栄養指導を行う栄養分析・処方システム「S.C.N.S」の開発、運営や各製薬会社、食品会社などの食品開発・製造及びコンサルタント、海外機能性食材原料の分析、調査、輸入販売などを行う株式会社ニュートリション・アクトを起業。国内外で食文化と栄養学についてのニュートリシ ョンアナリストとしても活躍。
第8回国際女性ビジネス会議「カラダ・マネジメント〜食を考える」のパネリストとして分科講演会をはじめ、財団法人日本体育協会「公認スポーツリーダー養成講習会」講師、東京都庁「食から始める安全管理」講師、各トッププロ選手の栄養指導分析及び、栄養指導等(※1)、各種公開講座、企業内技術講演会など多数、化学と栄養学を基礎にわかりやすい食栄養講座の講演活動を実施。著者に「まったく、新しいキレイになる本」(しょういん)ほか。その他、日本臨床栄養協会会員、日本ビタミン学会会員。
(※1) 各界の有名プロスポーツ選手たちを栄養面からサポート。
■3年連続賞金王 プロゴルファー:片山晋呉 選手
■「第52回有馬記念」優勝 競馬:蛯名正義 騎手
■プロゴルファー:藤原利絵 選手
など。
ブログ:http://nact.exblog.jp/
著書:「まったく、新しいキレイになる本」(しょういん)
   http://www.shoin.co.jp/books/4-901460-13-7.html

石川雅仁のマネジメントカフェテリア
  1. vol.1 ニュートリション事業

現在やっていらっしゃることを教えてください。


ニュートリション・アクト社の代表を務めながら、主に3つの事業を行っています。

1つ目が、錠剤、グミ、フリーズドライ、ドリンク、レトルト等の栄養補助食品・化粧品(基礎化粧)の製品受託開発、OEM事業です。
弊社は企画・開発・製造専門ですので、表立って名前は出ませんが、多くの食品会社様や化粧品会社様から依頼を受けてこれまでに300超の商品を手がけてきました。

2つ目が、国内外の高機能・高品質の機能性食品素材の原材料輸入販売事業です。
エヴィデンス(実証データ)のある特殊原材料などを独占販売契約を締結して、原材料として輸入、販売、研究を行っています。
機能性食品を製造販売するメーカー・商社に提供するなどです。

3つ目が、疫学調査から個人の栄養分析・栄養指導を行う栄養分析・処方システム「S.C.N.S」の開発及び個人別栄養素状態のチェックとアドバイスです。
健康保険組合やプロゴルファーの片山晋呉さんをはじめアスリートの栄養アドバイザーを務めるほか、一般消費者向けにサイトでの栄養に関する情報を配信しています。

他には、大学、官公庁や自治体・企業などからの依頼に応え、栄養や健康に関する講演も行っています。

起業以来続けてきたエヴィデンス(実証データ)に基づいたものしか扱わないという姿勢と、これまでに蓄積した膨大な量の疫学データを元に、他社にはない商品の開発やアドバイスが可能になっています。



起業の経緯は?


元々大学時代に毒物・劇物を研究していたのと、社会に出てから自分自身が病気になったのをきっかけに、今の栄養学の世界にはいりました。
病気になったのは、過労、寝不足、栄養不足が原因です。
新卒入社した会社で激務で倒れて透析の一歩手前まで行きました。
その当時、日本では治療が難しいとのことで判断され、渡米し栄養学に基づく食事療法やサプリメントで治療して治ったことに大きな驚きと感動を覚えたんですが、その当時は日本では栄養学というものが全く認知されていませんでした。 
日本でこの考え方やノウハウを広めたいなというのは感じましたね。
その後、完治したんですが、透析一歩手前から完治したことで、親類の間から、健康に関する相談を受けるようになりました。 
食事では取りきれない栄養素をまかなうためにサプリメントを取るという考え方は日本では容認されておらず、当時は販売できませんでした。
が、JETROが個人輸入を推奨し始めたタイミングで、あまりにも多くの方から依頼を受けていた背景がマッチしたので、個人事業主としてサプリメントの輸入を始めました。

起業当初は食べるのに苦労しましたね(笑)
化学と栄養の講演会をしてなんとかつないでいましたけど、当時はきっちりとした栄養学というものが日本で認識されてなかったので、反応が難しかったんです。
でも、栄養を化学的に解いて皆さんに理解してもらうことで信頼を得てきました。
世の中の認知も追いついてきて、今では栄養への関心やサプリメントに関するイメージも変わってきているのを明確に感じますね。



病気をきっかけに変わったんですか?


あそこで明確に変わりましたね。
そのときに治ってなかったら今頃は透析していましたね。
そうしたら今のような当たり前の生活というものはなかったと思います。
「自分が病気になるなんて、まさかないだろう」と思ってましたけど、実際になってしまい、ショックでしたね。
病気になることがいかに恐ろしいか、健康でいられることがいかにありがたいかを痛感しましたし、誰でもこういった健康状態になる危険がある、というのも認識しました。
その想いを根底にして、明るく健康な状態をサポートする今の活動があるわけです。

病気にならなかったら、おそらく化学者になっていましたね。
子供の頃、何でも不思議に思う性格で、たとえば「テーブルは何でできているのか」とか(笑)
たぶん、キャラクターはこのままで、とにかく明るいんじゃないかと思いますけど(笑)
研究室は地下が多くて、黙々と研究していることが多いんですが、「地下室の太陽」なんて呼ばれてました(笑)

そんな私でも病気になっていたときは、性格とか気持ちが180度変わっていました。
病気によって、こんな明るい人間が暗くなってしまうことを身をもって経験したので、病気にならないことや、健康で明るい状態をキープすることの重要性を常々感じてしまうんですね。



医者ではなく、なぜ今の道を選んだんですか??


医者は病気になったものを治す人ですよね。
病気になった方を健康で明るく楽しい状態に戻すというのも1つですが、病気になってない段階で、いかに若く健康な状態をキープし、どれだけ明るく楽しく生きられるか、というテーマを持って世の中の方をサポートしたいと考えています。

事業の1つでトッププロアスリートのサポートもしていますが、病気を治すのとは違いますよね。
いかにピークのパフォーマンスを引き出すか、いかにピークの状態を長年維持していくか、というテーマです。
こういった観点で人々の健康をサポートすることに使命感を持って、日々取り組んでいます。

今週のプロフェッショナルシンキングQUIZ 回答

Q:
Q、今日は朝から頭を使う難しい会議が入っている。この会議にベストで望むためには朝食は何を食べる?
1、食べると眠くなるから朝食は食べない。
2、ご飯と味噌汁。
3、オレンジジュースとバナナ。

A:
3 :食べないのは最悪。脳のエネルギー源は糖質。その中でも最も早くエネルギーに変わるのが、果糖(フルクトース)。
また、朝は夜に寝ている間に汗をかき、血液が濃くなっているので水分補給が大切。一番脳が働く、果物からとる果糖を利用しよう。水分も忘れずに。

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